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2月 10【Report】『未来創造レポート~BOP ビジネスから読み解く「私たち」の可能性~Vol.3』
未来創造レポートVol.3を掲載いたします。
Vol.1,2にて「BOPとは何か」、「BOPビジネスとは何か」を紹介いたしました。
今回のテーマは分野別の市場分析とその実践例です。
実際に今明らかになっている統計から、BOPビジネスとして参入が期待される市場を詳細に分析し、ビジネス事例も紹介いたします。
<Summary>
イ) 保健医療分野の市場分析と実践
ロ) 運輸分野の市場分析と実践
ハ) 水道分野の市場分析と実践
【本レポートの狙い】
最近「BOPビジネス」とは何かという議論を頻繁に目にするようになった。しかし、BOP層の支出傾向や市場分析を実証的に紹介しているものは多くない。詳細な市場分析を行い、BOP層の支出傾向を知ることは、実際に私たちが彼らのニーズに合った製品・サービスを考案するために役立つ。そしてこの分析はより「BOPビジネス」の実情を明らかにし、多くの人々を議論に巻き込んでいくためにも有効であると考える。
今回は保健医療・運輸・水道分野を取り上げる。その市場の詳細な分析と課題を示し、現在実践されているビジネス・モデルをいくつか紹介する。
※本レポートは『The next 4 billion』が行った調査に基づき、それをわかりやすくまとめた。そのため本レポートに記載されている支出データ、市場規模等の数字は世界資源研究所・国際金融公社が調査した方法による。
【イ. 保健医療分野 】:推計1584億ドル
<全世帯の市場規模における、BOP市場の割合>
・アジアでは、保健医療市場の85%をBOPが占めている。
・アフリカでは、総人口に占めるBOPの割合が95%である一方、全市場規模に占めるBOPの割合は54%である。
・東ヨーロッパ、ラテンアメリカでは人口の多数をBOP層が占めているが、シェアはそれぞ45%、38%にとどまっている。
<保健医療分野における課題>
・ 製品やサービスを手に入れるまでの交通の便・アクセスが不十分、もしくは存在しない。
⇒・病院や診療所までの交通費、薬品やサービスの値段か高くつくことがわかると、症状がより深刻になるまで治療を受けることを待ち、低所得層は自己治療のために大方の支出を薬品に充てる。
<BOPビジネス事例①> (企業URL:http://www.cfwshops.org/)
この課題を解決するビジネス・モデルがフランチャイズ店による販売だ。CFWshops Kenyaは独立採算のフランチャイズ64 店舗を都市部、半農村部、農村部に展開し、年間40万人の患者に必要なサービスを提供している。フランチャイズ店は政府公認の保健医療品・医薬品150 〜250 種類を1処方約0.5 米ドルで提供している。各店舗は想定する顧客ベースから歩いて1時間以内の場所に開設され、地域社会に根差した保健医療基盤を構築している。
<支出傾向を見る>
・ BOPビジネスの可能性を探るときに、世帯がどれくらい保健医療分野に支出しているのかという傾向を知ることが重要である。支出の傾向とはどのような製品を買うのかという傾向でなく、保健医療に各世帯がいくら支出するのか、という意味での支出傾向である。
続きはこちらからご覧ください。未来創造レポートVol.3
