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2月 10枯れた技術の水平思考とBOP向けプロダクト開発 -2-
先日、「枯れた技術の水平思考」を紹介しましたが、先日のエッセンスをまとめると以下の3つと考えられます。
1.先端技術ではなく、使い古された「枯れた技術」を活用し、価格を落とす
2.枯れた技術に水平思考によるアイディア・新たな発想を加えて、商品を企画する
3.ユーザーのニーズを飛び越え過ぎず、機能をそぎ落とす必要がある
4.技術者に本当のニーズを伝える感覚に優れたインターフェースが必要である
ここから少しづつ、BOPビジネスの製品開発について、考えます。
「スモール・イズ・ビューティフル」の著者エルンスト・フリードリヒ・シューマッハ
が著作の中で「中間技術」との記載した、今では「適正技術」と呼ばれている
用語がある。
「適正技術」
その技術の受容者であるコミュニティの環境、文化や習慣、社会経済的背景
などに配慮した技術
「世界を変えるデザイン」にも、適正技術(アプロプリエートテクノロジー)に
ついて解説があるので、引用させていただく。
シンプルで低価格、生産・販売がしやすく、差し迫ったニーズを満たす
技術
そこで、これを上記の「枯れた技術の水平思考」のエッセンスと対比してみる。
1.先端技術ではなく、使い古された「枯れた技術」を活用し、価格を落とす
→低価格、生産・販売がしやすく
2.枯れた技術に水平思考によるアイディア・新たな発想を加えて、商品を企画する
→差し迫ったニーズを満たす技術
3.ユーザーのニーズを飛び越え過ぎず、機能をそぎ落とす必要がある
→シンプルで
4.技術者に本当のニーズを伝える感覚に優れたインターフェースが必要である
→特になし
多少、無理はあるが参考にはなるのでは、ないだろうか?
また、BOPビジネスのプロダクト開発に必要となってくる要件として
以下の3つが考えられる。
1.手頃な値段
2.小型化
3.拡張性(サステナブル性、横展開)
また、その際のガイドラインをIDEのポール・ボラック氏を参考にしてまとめる(世界を変えるデザインより引用)
・道具に厳しい減量を課す
・余剰性は余計なものと考える
・歴史をさかのぼるデザインで前進する
・最新素材で古いユニットをアップデートする
・継続的に拡張できるものにする
安易すぎるかもしれないが非常に「枯れた技術の水平思考」と考え方が似ている。
ここで、「枯れた技術の水平思考」の4番目のエッセンスに掲げた
「感覚に優れたインターフェース」であるが、「デザイナー」という役割
に当たると、そのような仮説も成り立つのではないだろうか。
