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3月 10企業のソーシャルビジネスをNGOがリサーチ!『貧困フットプリント』
世界100カ国以上で貧困問題の解決に向けた活動をしているオックスファム・インターナショナルが
企業に向けた【貧困フットプリント(Poverty Footprint)】を開発した。
*詳細はこちら→ “Oxfam Poverty Footprint”
近年、途上国の貧困層が抱える課題をビジネスで解決するソーシャルビジネスが盛んだが
その効果を測定するのは簡単ではない。
そこで、ユニリーバの委託調査やその他の企業の調査研究をもとに
企業行動が社会や貧困の中で暮らす人々に及ぼす影響を測るため
この「貧困フットプリント」が開発されたのである。
評価は以下の5つの項目で行われる。
①バリューチェーン分析
…企業のバリューチェーン、調達、製造、分配によって、
貧困層がサステナブルで質の高い雇用を得て、市場に参加することができるかどうか。
②マクロ経済
…利益の分配、株主配当、税金、雇用を含んだ企業の経済的な貢献が
貧困層の生活水準や支払いのバランスにどう影響するか。
③制度と政策
…社会制度や政策に関する企業の行動が、
開発途上国に暮らす人々の幸福にどう影響するか。
④環境に対する取り組みの社会的インパクト
…企業の環境に対する取り組みが、貧困層の生活・健康、天然資源の調達、
自然災害によるリスクにどう影響するか。
⑤プロダクトの発展とマーケティング
…企業の製品やサービスまたはマーケティング戦略が、
ローカルコミュニティの文化的な慣習、彼らの健康と幸福、
必要不可欠なモノやサービスを得る能力を形成するかどうか。
これによって、貧困の規模、生活基準、多様性やジェンダーなどが示される。
また、企業としては、この「貧困フットプリント」を
①彼らの事業の社会的インパクトを明確にする、または改善すること
②彼らのビジネスチャンスを明確にすること
のために利用できるのだ。
現場をよく知るNGOにとって、
企業のビジネスプランはいささか脆くうつしだされるのだろうか。
かといってNGOと企業の活動を分断してしまうのではなく
NGOが率先して、企業のビジネスをリサーチするというのは画期的である。
このような補完の関係を構築することで、
より持続性のある解決方法を生み出していけるのだろう。
