09
2月 11

塩水で育つ植物 「アッケシソウ」

Granmaがフィールドとしているバングラディシュでは、水の汚染問題が2種類あると考えられています。一つはヒ素汚染。もうひとつは塩汚染です。前者・後者共に、バングラディシュだけでなく、日本を含め世界のどこかの地域で、問題となっています。

水に関する問題は、浄水プラントを作ればよいという発想になりがちですが、国の経済的問題や現地でのメンテナンス維持ができない等、思っているほど単純ではありません。

特に塩害については、水が飲めないだけなく、農作物も育ちにくく、現金収入を得ることができずに、水も買うことが困難になってしまいます。そこで、まずは塩害、水の塩汚染に悩まされている地域に解決策がないかと、検索していたところ、気になったものが「アッケシソウ」

2008年、世界で議論の的となったバイオ燃料問題に関連して話題にもなりました。今まで農作物を栽培できないとされてきた、塩類土壌や海岸の砂漠化した土地で塩生植物を栽培し、このとき、塩生植物の中でも特にバイオマス収量が高く魅力的なのが、アッケシソウだというのです。

環境省のレッドデータブックで、アッケシソウは絶滅危惧種に指定されています。


また、アッケシソウはバイオ燃料として期待されるだけでなく、薬や健康食品にも利用されています。気になる存在です。


参照:http://wiredvision.jp/news/200812/2008120923.html
Wikipedia
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20090529/156477/?P=4





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09
2月 11

「自転車」漕いで飲料水 バングラの低所得者支援事業(産経ビジネスより)




引用:http://www.sankeibiz.jp/business/news/110126/bsl1101260502001-n1.htm

浄水装置製造・販売の日本ベーシック(川崎市中原区)は、自社開発の漕ぐだけで飲料水を作り出せる自転車搭載型浄水装置を活用し、バングラデシュで低所得者の支援事業に乗り出す。地元の自転車組み立て会社に同装置の生産を委託し、低所得者に貸し出して飲料水販売を行えるようにする。

 同国は水道インフラが未整備なため、同装置による飲料水販売を通じて低所得者の生活水準向上を後押しする。同じように飲料水問題を抱えるインドなど周辺諸国にも、バングラデシュの事業モデルを拡大する計画だ。

 同社の浄水装置「シクロクリーン」は、自転車を漕いで生み出した動力によって河川や湖沼などから水をくみ上げ、複数のフィルターを通して大腸菌などの細菌を除去し飲料水にする。1分間で約5リットル、1日10時間で約3トンの飲料水を作ることが可能だ。川や湖沼といった魚などが生息する水源のほか、浅い井戸やプールなどの水も飲料用に浄化できる。

 同社は現地の自転車組み立て会社にフィルター以外の生産を委託し、今年3月までに10台の試作品を製造する予定。その後、完成した試作品を試験的に低所得者に貸し出し、装置で作り出した飲料水を地域住民に販売する事業モデルの確立を目指す。

 日本ベーシックは、長時間の運用が可能で水源にも自転車で行ける同装置がインフラが未整備な国々での飲料水確保に有効と判断。同装置を使った飲料水販売も失業対策に効果が高いとみて、現地のNPO(民間非営利団体)などと連携して事業展開に乗り出すことにした。

 インドやパキスタンなど周辺アジア諸国も水道インフラの整備が遅れているため、バングラデシュと同様の水問題を抱えている。

 勝浦雄一社長は「バングラデシュで事業モデルの確立を急ぎ、周辺諸国への事業領域拡大を目指す」考えだ。





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30
1月 10

【News】いよいよ実現間近!バングラデシュのモバイルバンキング

グラミン銀行
 

 

 

 

バングラデシュにおいて、ブリック&モルタル(レンガとしっくいの意。物理的な店舗の建物のこと)では採算がとれず
銀行サービスを「大多数の人に」は届けられていませんでした。

 
そんな中、注目なのが携帯電話などの通信サービスです。

 
同国中央銀行総裁のRahman氏は26日、
『今こそ金融サービスセクターと通信サービスセクターの協働する余地が大いにある。』
との考えを述べました。
(‘Expanding Financial Services with New Technology’という会合にて)

Rahman氏は以下のような指摘もしています。

『すでにわが国には6社の携帯キャリアがあり、5300万人の携帯ユーザーを有している。これは全国土をカバーしている。
このまま携帯の普及が順調に進めば、携帯キャリアには、正式にライセンスを受けて規制の下に置かれた(透明性の高い)金融サービス企業とパートナーになる豊かな事業機会がある。』
『文化の同質性、高い人口密度という特性から、我が国にはモバイルバンキングを普及させる素地が整っている。』

これによって今までまんべんなく行き届いていなかった、
農村部の企業や土地待ち農家への融資機会提供にもつながりますよね!

 とはいえ、今までの物理的店舗の便益も重要であるので両者は補完関係にあると言えます。
 

Ralman氏の構想している計画では、
2020年までに銀行サービスが全世帯をカバーできるようにすべきとの考えだとか!

いよいよ夢が現実へなるのでしょうか?

 
※参考URL

http://bopstrategy.blogspot.com/search?updated-min=2010-01-01T00%3A00%3A00%2B09%3A00&updated-max=2011-01-01T00%3A00%3A00%2B09%3A00&max-results=6

※詳細はこちら





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11
1月 10

バングラデシュにおける有機農業事業

世銀センター JANARDと世界銀行の共同ワークショップ

「世界銀行情報センター・パネル展示&コーヒーアワー連続講演会」に行ってまいりました。

テーマは『有機農業は貧困を救う』です。

講演会では
HungerFreeWorldによる「バングラデシュにおける有機農業事業」についてのお話を伺いました。

【1】◆HFWとは◆
[活動目的] 『飢餓のない世界を創ること』
[活動内容] 教育不足や農業の技術・知識不足による慢性的な飢餓を世界からなくすための活動。
⇒『飢餓に直面する人たちの自立支援』

HFWは1つの事業で、「栄養改善」「保健衛生」「収入」「ジェンダー」「環境」「教育」の6つの分野に
働きかけを行うような活動を行っています。

【2】◆バングラデシュ◆
~データ~
1,貧困人口 6300万人(30年間で人口2倍に増加) 世界3位
2,ボダ郡、カリガンジ郡、バングラ内1, 2位の最貧困エリアでは、全世帯中84,5%が農業従事
3,同上エリアでは、収入が月5000円以下の人口が85%
4,トラクターなど農耕機器の所有数は0,01%。ほとんどが原始的耕具を使用
5,土地、健康に害のある化学肥料に年間1万4千円費やす

~課題(ボダ、カリガンジにおける)~
1,高収量種子を毎年買わなくてはいけない。それも年々価格高騰
2,化学肥料の問題
3,灌漑による地下水くみ上げ→ヒ素成分が混じる→飲み水汚染
4,淡泊質の不足
5,土の家が多く洪水で家が崩壊する
6,ハチミツがとれるが水っぽく、 濃くする技術を導入したいが値が高い

【3】◆HFWの活動◆
上記課題への取り組むべく有機農業センターを設置。(外務省助成)

~ボダ郡の有機農業センター~
センター内では、農業に関する技術・知識の研修や
男性のみならず女性も交えた農業実習、
更には小学校を併設して食育・食農についての勉強が行われている。
半信半疑の住民も次第に成果を挙げていくことで
自ら率先して他の地域で研修を行うといった主体性が発揮される嬉しい結果に。

~Granmaにひきつけた見方~
「製品」の視点からこの有機農業を見てみると、
住民のマンパワーによる農業がベースになっていて
農機の使用は珍しいのだそう。
製品はあっても高価で購入できないという現状。

【4】◆全体の感想◆
トライ&エラーを繰り返しながら活動を進めているHFWさんからは
向上心・探究心の強さをひしひしと感じました。
この姿勢で活動をしてきたからこそ、
「バングラデシュでの有機農業といえばHFW」と言われるくらい
評価も認知もあがったのだなと思いました。

HFW





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07
12月 09

【Interview】vol.2 Grameen Communications Global Change Makers ProgramJapan Chief Coordinator 三好大助氏(早稲田大学文化構想学部3年)

keynotespeakers_daisukeGrameen Communications Global Change Makers ProgramJapan Chief Coordinator 三好大助氏(早稲田大学文化構想学部3年)

http://gramweb.net/index.php




現在の活動

グラミン銀行最先端ITプロジェクトである「One Village One Portal Project(以下OVOP)」事業と、昨年の秋に出会いました。

現在は、OVOPプロジェクトと、現地に日本人学生をインターンとして派遣するプログラムGlobal Change Makers Programの2つを行っています。

昨年の夏、グラミン銀行、ムハマド・ユヌス先生に会いに行き、様々な出逢いを経てそこから現在の活動が始まっています。

もともとITに対して興味、知識があり、大学2年生の夏にITベンチャーの起業に参画をしたりもしました。そんな中、ITを活用して何かできることはないかな、ということをずっと考えていました。そんなことを考えながら現地に行くと、思っていた以上にネットにつながっているパソコンがあることに気づきました。ただ、実際にはDVDプレイヤー代わりにしか使われていなかったり。これをもっと活用できないか、そう思っていた時に出会ったのがOVOPでした。

OVOPとは

OVOPとは、今まで情報の受け手であった農村の人たちが、インターネットを通じて自ら農村の情報・ニーズを発信するコミュニケーションサービス。

村ごとにポータルページを作成し、村民がそのページを通じて、自ら自分たちの村の統計情報やニーズを政府に、企業に、NGOに、世界に発信するというモデル。バングラデシュという国は、国勢調査のスパンが10年に一回、かつ質がものすごく悪いという問題がありました。NGOや、企業は独自のオーナーシップを持って調査しているわけですが、なかなか正確な情報を得ることはできないし、手間もかかる。だったら村のことは村の人たちが 一番知っているのだから、彼ら自身が調べて、それをネット上にあげてもらえばいいのではないかと。識字率が高くはないので、現地PCにアクセスするのは英語も話せる専任の方を現地の村から雇います。現在は、プロトタイプとしてある地区限定で行っています。


research

現地での活動

ぼくが行っていたのは、農村の人たちが情報を集めるためのお手伝い、村の人たちのニーズ調査などでした。村にホームステイして、彼らとおなじものを食べ、同じところで寝ながら行っていました。

複数回行っているので、合計すると3ヶ月くらい滞在していたことになります。現地に入ってみて抱いた感想は、確かに数字の上では貧困で、本当に貧しい人もたくさんいますが、そこまでみなさんがイメージするような貧困状態ではないと感じました。

何よりも、ぼく自身、貧困だから、といった見方はしたくないですし。

実際に生活してみて、彼らに一番必要と感じたものは?

足りないもの、欲しいものを聞いても、なかなか出てこないです。

ぼくから見て足りないと感じたもののひとつは、教育環境ですね。教師に対する給料が少ない。だから教師が不足している。教育がレバレッジポイントなのではないかと思いました。教師になるにも、大人たちの識字率が低いという課題があることに着眼して、ぼく個人として滞在中に何かできないかと、夜間に大人のための識字教育を開いていました。

今後やっていきたいこと

「突き抜ける」、その一言につきますね。

ぼくはこれまで世界を変える、だの言ってきましたが、本当にうすっぺらかったと思っています。

「イノベーションは個別具体的な事象から普遍を見出すことから始まる」

この言葉を、グローバル・アントレプレナーシップ・ウィークで野中郁次郎先生がおっしゃっていました。バングラデシュで体験したことを振り返る中で、その言葉に共感を覚えました。

だれを対象とする活動なのか、それは目の前の人に対する思い入れの深さにつながるのではないか、と。確かに、貧困という枠、BOPという枠でも語れるのですが、バングラデシュという国単位、○○村という単位、○○家、○○さんというより個別具体的なレベルで語れるところまで考え、考え抜くことが大事ではないかと思っています。ぼくもそうありたい、だから現場に入っていこうと強く思っています。

目の前の相手が誰なのか、対象によって違いますが、十年、二十年後当たり前になっているような仕組み、サービス、技術などから逆算し、そこから今の時代のパラダイムをつむぐことに貢献できたらいいな、と思っています。

来年からは、自分でプロジェクトを持って現地でトライアルしながら過ごそう、とか自分たちと同世代の世界中の起業家たちに会いに、現場に入り込みに世界一周しよう、とか考えています。

ぼくは貧困を特別扱いしているわけではありません、どこの国の誰さんが相手でも、本質的にはその人と一緒にワクワクできればと思っています。

Picture_Chilmari[1]

編集後記

三好さんとは、TIEC社会起業家フォーラムにてお会いしたのが始まりでした。その一週間後に本取材をさせていただきました。

印象深かったのは、三好さんの実行力。クイックに動きながら大きく考えていく、なかなか真似できることではないと感じました。

ご紹介したグラミンでの活動ももちろんですが、セカイカメラ、三次元プリンタ、と今後の展開が楽しみな技術へ着眼されている点。広く、長い視野で物事を捉える三好さんとは、同世代として今後一層高めあっていきたいと感じました。

株式会社Granma

熊坂 惟





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