03
2月 10

企業と国際協力NGOの連携 シンポジウム

みなさん、
『CSR推進NGOネットワーク』というのをご存知ですか?
世界の「貧困と開発」問題の解決に寄与するために、
NGOと企業が互いに理解し合い、より効果的なCSR活動が促進されることを目指して
2008年4月に結成されたネットワークのことです。

企業とNGOがタッグを組むことで
情報交換・啓発運動などが活発になり、また互いの強みを活かせることで、
地球規模の課題にもより効果的にアタックできるのです!

そこで2月12日(金)に開催される
「企業と国際協力NGOの連携 シンポジウム ―世界を変えるベスト・カップリングとは―」
のお知らせです!

このシンポジウムでは
BOPビジネス、CRM(Cause Related Marketing)、CSR調達
の側面から、事例を通して企業とNGOの連携の今とこれからを考えます。

また、『CSR推進NGOネットワーク』がまとめた
「企業と国際協力NGOの連携基準ガイドライン」が初公開されるそうです。

<シンポジウムの中で紹介される事例>
NO.1「ウガンダ産オーガニックコットンを通じたCRM活動」
   Presented by ハンガーフリーワールド
          リー・ジャパン株式会社
NO.2「本を通じたCRM連携」
   Presented by シャンティ国際ボランティア会
          ブックオフコーポレーション株式会社
NO.3「多様なセクターとの連携による途上国での栄養改善活動」
   Presented by 味の素株式会社

1に【農業】、2で【教育】、3では【食糧】と
3つの分野でのアプローチについてお話を聞くことができます。

申し込み締め切りは2月4日(木)です!
お早めに!

※詳しくはこちら





関連する記事

20
1月 10

【News】不況なんて関係ない?!世界10カ国消費者意識調査

世界最大の独立系PRコンサルティング会社、エデルマン・ジャパン株式会社が、
日本を含む世界10カ国、6000名を対象とした
消費者意識調査「グットパーパス調査」の結果を発表しました。

 調査内容は
「社会的意義とブランドの結びつきについて消費者の意識の変化を探る」というもの。

調査の結果、
2008年に引き続き2009年も企業の社会貢献度がより重要視される傾向が続いています。
価格がやや高くても社会に貢献するブランドを選択する人が増えているのです。
不況の波を感じさせない、消費者の意識の向上が光りますね!

また、調査結果を読んでいて「確かに!」と思ったのが
日本において「高級車よりハイブリッド車を選ぶ」と
        「大型住宅より環境に配慮した住宅を選ぶ」
の項目で9割近くの人が「YES」と答えたこと。
テレビCMなどを見ていても、エコカーやエコハウスの宣伝が盛んに行われていますよね!

逆に
「日常の消費行動の改善」や「社会に貢献しているブランドの選択」
の項目で、日本は他国に比べてやや控え目な姿勢であるという結果が。

日々の生活の中で、より身近なところから「社会貢献」への意識を高めれば
日本の企業にもたくさんのビジネスチャンスが生まれます。
 

まずは自分の生活から見直してみることが、2010年も引き続き注目されるテーマとなりそうです!





関連する記事

13
1月 10

【Interview】vol.9 JICA

logo_jica
RIMG0339 独立行政法人 国際協力機構 (JICA)
民間連携室 参事役  高野 剛氏


BOPビジネスへの取り組み

2008年10月の新JICA設立を機に、民間企業との連携をいっそう強めていくために「民間連携室」が新設されました。それまでも民間企業との連携は例えば途上国でのインフラ整備などの面では多くの実績がありましたが、CSRやBOPビジネスとの連携ということになると限られた実績しかありませんでした。
そこで、平成20年度の後半から、JICAとしてBOPビジネスについての知識や理解を深めようということで、まずBOPビジネスについての外部有識者や企業関係者などをお招きし、JETROと共催で「BOPビジネス勉強会」を開催しました。その中で、外国の企業や援助機関、国際機関などが10年ほど前からBOPビジネスのポテンシャルに注目し、援助機関などが企業との連携制度を立ち上げ、連携実績も既に相当あることがわかりました。この勉強会を通じ、我々JICAとしてもBOPビジネスの持つポテンシャルをもっと深く掘り下げていく必要性を強く感じました。
そのため、平成21年度には、JICAのBOPビジネスとの関わり方を具体的に考えていこうということで、現地調査、外部有識者による研究会、公開セミナー(注1)などを含む「BOPビジネス調査研究」(注2)に取り組んでいます。
当室から見て感じられる最近の傾向として、立ち上げ時にCSR活動の一環と位置づけるところと、当初から事業部門が本業として取り組むところの違いはありますが、民間企業の中で、本業の強みを活かしてBOPビジネスに取り組もうという関心が少しずつ高まりつつある、ということです。そのような日本企業側の変化も受けて、今まで例がなかったに等しいBOPビジネス連携を積極的に取り組んでいこうと考えています。私たちJICAの役割は、民間企業やNGOがBOPビジネス、ソーシャル・ビジネスを始める際の、促進、後押しをすることだと考えています。
経済産業省も国としての支援策を検討するため「BOPビジネス政策研究会」を実施しています。(注3) またNGOの中でも、企業とのディスカッションを重ねるなど、BOPビジネスへの関心が非常に高まっています。(注4)

BOPビジネスへの期待と限界

BOP層についての国際的な定説と言えるようなものはまだ確立していません。JICAとしては、貧困というものを家計所得の水準の高低だけで判断するのは適切ではないと考えています。所得が低いだけではなくて、例えば基礎的な保健医療や教育さえも受けられない脆弱な立場の人々、女性、少数民族、障害者、HIV/AIDS感染者、低カースト層など、さまざまな差別に遭って、社会的に孤立化させられている人々、つまり、社会や開発プロセスから除外されて相対的貧困の状態にある人々も対象として広く捉える必要があります。
民間企業がBOPビジネスに関心を持ち取り組み始めることを促し、また途上国での具体的な事業において連携することによって、国連ミレニアム開発目標(MDGs)などとも関連性のあるBOPビジネス、ソーシャル・ビジネスが企業、NGOによって積極的に展開されるようになること。それはまさにJICAのミッションに合致することです。単に企業の途上国進出を支援するだけ、ということとは違って、その側面に加えて、JICAは現地の事務所や人員、情報やネットワークなどをはじめとする開発援助機関としての強みを活かしながら、途上国の人々の生活・生計の向上という効果も合わせてもたらすBOPビジネスと効果的に連携し促進することができると考えています。
企業はBOPビジネスでは、設定する価格帯を当然低く抑えたものにして、BOP層に対してモノやサービスに価格を付けて提供するわけです。しかし、貧困層の中でも最貧困層の人たちにとっては、それらを購入すること、対価を支払うことが難しい場合も少なくないと思います。BOPビジネスも決して万能ではありません。そのような場合は、途上国政府の事業で、あるいは、JICAのような開発援助機関やNGOの途上国支援で、彼らの基礎的ニーズが満たされるよう無償配布の形で最貧困層に提供することを継続・充実させていく必要もあると思います。

企業、NGOへの期待

対象顧客層となるBOP層にとっては、一番大事な命や健康に関わる食糧、栄養、健康などの問題、子供の基礎教育に関わる問題をはじめとして多種多様なニーズがあるわけですので、企業やNGOには、彼らの生活が改善されることにつながるようなBOPビジネス、ソーシャル・ビジネスを様々な分野、業界で取り組んでいただければと考えています。
BOP層の消費者に支持される商品やサービスの提供はもちろんですが、さらに、BOP層自身がビジネスに携わる部分を少しでも広げていけるようなビジネス・モデルを考えていただくことも非常に大切です。BOP層にサプライチェーンに入ってもらう、そしてBOP層にとってのビジネスの取引や雇用を創出し、また、彼らが自らの経済活動、生産活動を発展させていくために必要な投入財やサービスを提供することも期待しております。それがBOP層の所得や購買能力の向上、そして現地の消費者、社会、政府からの支持の拡大にも繋がります。そして、BOPビジネスのキーワードの一つでもあるwin-win関係の構築を可能にし、企業にとっても中長期的にプラスになるはずです。
BOPビジネスはあくまでビジネスですので、当然コストをきちんと回収して採算をとり、社会の役に立つ事業を拡大していくための再投資に必要となる利益を生んでいかなければなりません。とはいえ、BOP層に向き合う時、相応のリスクやコストが伴うことから、短期間に利益を生み出すようにすることは容易なことではなく、企業にとってチャレンジの部分も多いと思います。
その意味で、JICAのような機関と連携していただくことで広がる可能性もあると思うので、JICAが今春立ち上げようと準備中の提案公募型の「BOPビジネス促進制度」(仮称)にも関心を持っていただき、優れたご提案を頂ければと期待しています。

注1:「BOPビジネス公開セミナー」の案内のURL
http://www.jica.go.jp/event/pdf/100118bop.pdf http://www.jica.go.jp/event/pdf/100119bop.pdf
注2:JICA BOPビジネス調査研究の関連サイトのURL
http://gwweb.jica.go.jp/km/FSubject9999.nsf/3b8a2d403517ae4549256f2d002e1dcc/b2cfb142b4a076cc4925762500341a35?OpenDocument
注3:経済産業省「BOPビジネス政策研究会」の関連サイトのURL
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/k_5.html
注4:特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)のCSR連携NGOネットワークの関連サイトのURL
http://www.janic.org/more/companyngo/csrngonetwork/index.php

~編集後記~
JICAと民間が協働すると、どのようなシナジーが生まれるのか。海外協力隊に行く友人の話を聞きながらそんなことを思っていた矢先、高野様のお話を伺うチャンスに恵まれました。
お話を聞いていて感じたのは、各セクターがそれぞれの役割を認識すること、同時に自社の強み、弱みを改めて見つめなおすこと、足りない部分は相互補完しあうこと。単純な様で、それが全くできていないのがこれまでの現状なのだろう、と感じました。
民間連携室をはじめとした、JICAの今後の動きに注目です!

株式会社Granma
熊坂 惟





関連する記事

02
12月 09

11/30 JANIC

CSR推進ネットワーク第4回定例会/NGO研究会
BOPビジネスCSR パネルディスカッションまとめ

・CSR推進NGOネットワークとは
世界の【貧困と開発】問題解決に寄与するために、NGOと企業の相互理解を促進し、より強固な関係を築き、効果的なCSR活動を実施されることがミッション。

上記ネットワーク主催の下、今回のパネルディスカッションは、BOPビジネスにおける企業とNGOの協働のあり方、各パートへの期待を両者の視点に加え、経産省、JICAの視点から討論するものとなった。

全体を通しての要点(企業セクター目線重視)は下記の3センテンスと感じた。
1、【本質的課題解決型】CSR=公共政策課題-政府の対応能力
2、【パートナーシップ】現地情報、ニーズをいかに把握するか
3、【技術とサービス】イノベーションとリバースイノベーションが重要

第1部【基調講演】
新谷大輔氏(株式会社三井物産戦略研究所/CSR推進NGOネットワーク)
-NPONGOの役割は大きく3つ
・ アドボカシー
・ 啓発・啓蒙
・ 直接的支援

-企業としては
【BOPビジネス = 途上国ビジネス】ではない。
大企業は特にスケールアウトしていくことがひとつの大きな役割
・途上国ビジネス=途上国で展開するビジネスすべて
-BOPビジネスの本質とは?
CSR=公共政策課題-政府の対応能力
Ex.アフリカ ガバナンス能力の低さを企業が代理として補填。

第2部【パネルディスカッション】
【経済産業省】
小山智氏(経済産業省貿易経済協力局通商金融・経済協力課長)
~経産省の最新の動向と取り組みの現状と課題~
1、官民連携の促進
-日本国として・・・新たな外需獲得、そのための商品・サービスの開発
-途上国として・・・社会課題の解決、域内経済活動の活性化、新たな雇用機会
-援助機関・NGO・・・サステナブルな開発援助の実現、ビジネス展開の円滑化、民間の商品、資金、ネットワークを生かすこと

2、BOPビジネスの背景
・経済協力に関する世界的潮流の変化
・イノベーションが必要な時代
・経済的、社会的利益獲得
・ODA削減(ピーク時の4割削減)

3、最新の動向と取り組みの現状
・普及啓発
・潜在的ニーズ調査、市場調査、事例調査
・具体的なビジネスモデル形成支援 10社選定
→可能性、参入期待分野の模索など
・技術開発、ビジネスインフラの整備 などにおける共同の可能性

4、最終的には
【リバースイノベーション】海外(途上国など)生産→日本へ逆輸入が起きること

【JICA】
高野剛氏(JICA民間連携室参事役)
~所得の低さのみではかれないBOP~
差別(人種、男女、部落、カーストなど)や、他の外的要因も関わる。

1、今後の動き
・民間の役割を見直す
・新制度構築
情報収集、市場調査 パイロット事業の実施、評価、事業化計画の公募 平成22年検討

【ソニー株式会社】
冨田秀実氏(ソニー株式会社CSR部統括部長/CSR推進NGOネットワーク)
~BOPビジネスとCSR~

1、BOPビジネス考察
・【社会益を目的に立ち上がった昔の日本企業と似ている懐かしさ】
・持続的循環(経済性、社会的インパクトなど)に達しているものは少ない
・BOPビジネスとは・・・「持続可能で、社会開発の可能なビジネス」
縦軸:売り上げが立つ
横軸:社会開発の主体性の有無
・BOP = TOP、MOPという潮流 + CSRという潮流の合流地点

2、大企業不安要素
・マーケットへの知識不足
・規模、利益が期待できない 大企業=1億円では大規模なビジネスにならない
→支社、拠点がない途上国での展開
→適切なビジネスシーズを見出しにくい
→事業部門の賛同を得られない
→社内での経験不足 拠点、人材、パートナー不足
・情報
→ビジネス企画に必要な情報把握の体制
→一般へのBOPビジネス理解の促進
・資金
→国、支援機関による支援
→金銭以上の価値 支援スキームを持っていること自体が事業部への説得感へ
・オペレーションパートナー
・ビジネスパートナー

3、NGOとの協働
・現場に根ざしたパートナーとして
・監査役として

【ハンガー・フリー・ワールド】
渡邊清孝氏(特活ハンガー・フリー・ワールド事務局長/CSR推進NGOネットワーク)
~住民主体、地域課題の発掘/問題解決能力が備わること~

1、BOPビジネスから派生する課題
・都市化 →雇用、住宅、食料など
・異なるニーズの種類

【住民参加型の情報把握、ビジョンの形成支援】





関連する記事


Copyright © 2012 [Granmainc.]世界を変えるデザイン展 ニュース