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	<title>世界を変えるデザイン展 ニュース&#187; design</title>
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		<title>IDEE×Granma共催セミナー「HARVEST-地球を視座においたデザイン-」開催しました</title>
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		<pubDate>Tue, 02 Nov 2010 13:17:38 +0000</pubDate>
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		10/31(土)に、&#8221;Harvest&#8221;のデザイナーであるASIF KHAN氏をお招きし、
TOKYO MIDTOWNにて、トークショーを開催しました。

元々、このお話は&#8221;Harvest&#8221;を日本に紹介しようとされている株式会社IDEEさんからお声掛け頂いて実現したもので、
ASIFさんが&#8221;Public Space Shading Canopy&#8221;のような社会的課題を解決するプロダクトもデザインされているということから、
審美的なデザインと社会的なデザイン、その両者の視点を併せ持っている彼の考え方、生き方に触れてみたいということから、
両社で企画させていただきました。

トークショーでのやり取りの一部をご紹介させていただきます。

Q.
デザイナーとして、どこからそのインスピレーションが湧いてくるのですか？
A.
私は、良くカメラを持ち歩いて、街で見つけたモノを写真に取ります。
例えば、ミッドタウンの地下駐車場で見つけた車が停められない駐車スペースや、
ミッドタウンでお茶をしている時に、テーブルの上に落ちた水滴の光の反射など、
毎日多くの写真を撮り貯めていて、何かの拍子にそれが作品に使えるようになるのです。

Q.
そのような素材が、アシフさんのデザインにとって重要だと思われます。
これまでデザインしてきたプロダクトの中で、素材の観点からいくつか紹介していただけませんか？
A.
私は、「各素材がデザインの元となる技能を引き出す」というバックグランドでデザインをして来ました。
従って、素材を追求していくということは、新しい創作を追求していくことにもなるのです。
例えば、この&#8221;BB-chair&#8221;というのは、小さなプラスチックボールを使用し、
そのボールを大量に型に流し込み、固めることでこの椅子は出来ています。
これが面白いのは、大量生産の技術を使用しているにも関わらず、
型にボールがどのように収まるかによって各イスが一つ一つ異なる仕上がりになるという点です。
デザインというのは、すでに素材の中に存在しています。もしあたながそれを理解しようとするのなら。
その素材の中に、あなたがコンテキストを入れさえすれば、それはあなたに答えを与えてくれるでしょう。

Q.
アシフさんの人生の中のターニングポイントについて教えて下さい。
A.
一番のターニングポイントは、建築学校の最初の年に落第したことです。
そのプロジェクトは、複雑で巨大なビルをデザインするものでした。
私は、これまでずっと自分の内面のみからインスピレーションを得ようとしていました。
その想いを、細部のあらゆる場所にいたるまで詰め込もうとしていました。
そして、最終的にはそこから何も動けなくなり、前に進むことができなくなってしまいました。
遂には落第してしまったのです。

その6年後、私がデザインした&#8221;West Beach Cafe&#8221;です。
これはとてもシンプルです。これは、イングランドのビーチのすぐ傍にあるカフェです。
これは、前面を全て開放することができ、海風を直接カフェの中に運ぶことができます。
カフェとビーチを繋いだスペースを使って、パーティーも開催しました。
その時が、最初のクライアントだったのですが、
彼女はデザイナーではありませんでしたが、カフェのこと、そこに集う人々のことをよく知っており、そこから多くの学びを得ました。
こうして私は、インスピレーションというのは自分の内面のみで見出す必要は無いのだということを知ったのです。

Q.
アシフさんは、社会的な課題を解決する&#8221;Public Space Shading Canopy&#8221;のようなプロダクトもデザインしておられます。これは、書籍「世界を変えるデザイン」にも掲載されております。どのようにしてこのような素晴らしいプロダクトをデザインされたのでしょうか？
A.
&#8220;West Beach Cafe&#8221;のプロジェクトの後、大学院時代の授業の一環でブラジルに行きました。
私たちに課された課題は、Reficeという街の公共スペースの利用に関するデザインを提案することでした。
そこで私たちは、全く公共スペースがないスラム街に行きました。
私たちは、そこにいる人々の話を聞き、生活を観察しているうちに、
Reficeでは、影のある場所が公共スペースになるのだということを知ったのです。
そうやってできた公共スペースには、人が集まってくるようになりました。
中には、遠くで雑貨を売っていたおじさんが、その天蓋の下に移動してきて、そこでモノを売り始めたりもしていたんですよ。

またその天蓋は、現地で手に入る素材を使って、安価に作る方法を検討しました。
人々が自分たちで公共スペースを作れるように、キット化し、持ち運びしやすくしました。
これが私の最初のプロダクト、&#8221;バッグに入る建築&#8221;です。

Q.
&#8220;Harvest&#8221;のような審美的なデザインと&#8221;Public Space Shading Canopy&#8221;のような社会的なデザインをするにあたり、
両者に何か違いはあるのでしょうか？
A.
私はその両者を区別したことはありません。このことは、私にとって非常に重要です。
私の審美眼は、ある素材が、創作やユーザーにとって正しい方法で使われるという所からきています。
その時、私にとっての&#8221;クライアント&#8221;というのは、ブラジルのスラム街の人々であってもロンドンの人々であっても同じなのです。

Q.
&#8220;Harvest&#8221;について、そのコンセプト、製作ストーリーについて教えてください。
A.
私は、ロンドンの街路を歩いていて、皆が雑草だと思うようなたくさんの植物を道端で見つけました。
毎日私はスタジオへ行く道すがら、カスミソウの前を通り過ぎていました。
私は、その密集していながら、それでいて空気感のあるこのカスミソウにすっかり魅了されてしまいました。
これらの植物たちは毎日見ているにも関わらず、その存在を見過ごされているのです。
だから私は、そのような植物たちを、ありふれて親しみのあるプロダクトやカタチに置き換えることを通して、
街の中にある忘れ去られた「美しさ」を私たちに気づかせるような、
植物たちも私たちの普段の生活の一部であるということ提案するようなモノを作りたいと思いました。
私はこれは、私たちが家の内と外、地球、環境との新たな関係性を提示しているのではないかと考えています。

この&#8221;Harvest&#8221;という言葉は、通常食物のために植物を「収穫する」という意味で使われるのですが、
私はこのプロセスは、都市からデザインを「収穫する」という意味を込めて名付けました。



■感想
私は、これまで「世界を変えるデザイン展」での活動などを通して、社会的な課題を解決するデザインに関わる人びと、貧困や紛争の解決に関わる人びとの考えや想いに多少なりとも触れることができました。その中で、強烈な原体験によって、何かに突き動かされるように行動する方々は、少なくありません。私は、今回アシフさんがこれまでやられてきた社会的な活動に対するモチベーション、その内側にある原体験のようなものを聞いてみたかったのです。

トークショーを聞きながら、アシフさんと直接お話をさせていただきながら、本当に目の覚める想いがしました。
彼は、社会的なデザインも審美的なデザインも、そのモチベーションに区別も境界もないのだと、言います。
彼は、そこにいる人びと（クライアント）の話を聞き、観察し、彼らが本当に必要としているモノを提供し、
まだ気づいていないモノ、忘れ去られてしまっているモノを気づかせる、ただひたすらデザインをしているのだと。
その境界線というのは、我々が勝手に設けているだけであって、
もしかしたら社会的なデザインというものに対して「美」を見出すことはできるし、
審美的なデザインに対しても「社会性」を見出すことができるのだと、彼は言います。

私たちが無意識のうちにラベルを張り、設けている境界の存在を疑ってみる。
人と人、人とモノ、人と環境とのインタフェース（接合面）をいかにに設計するかということを考えていくと、
そのアプローチに、アートやデザインやエンジニアリングなど違いはあれど、究極的には同じ所を目指しているような気がします。
もしかしたら、その境界の曖昧性の中に、自ら引いた新しい境界線の中に、統合の過程に、新しい発見があるのかもしれません。

■参考URL：
 IDEE SHOP Midtown &#124; IDEE

Asif Khan

Public Space Shading Canopy

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