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2月 10LIP主催 国連フォーラム「私の提言」セミナー
2/26に行われましたLiving in Peace 主催国連フォーラム「私の提言」セミナーに参加して参りましたので、
ご報告いたします。
テーマは「最高のコストパフォーマンスを達成するMFIの調査システムを」でした。
スピーカー:慎 泰俊氏 (Living in Peace 代表)
慎さんのご提言につきましては、こちらをご覧ください。
【内容】
慎さんが自らのご提言を紹介(約30分)。
その後、会場との質疑応答が行われた。その模様を抜粋してご紹介いたします。
・慎さんが現在の活動を始められた原体験をどのようなものか?
⇒在日コリアン社会には富が偏っていることに気付き、また社会の不条理を変えたいと考える。社会構造を変えるために金融の仕事に就く。今の仕事で社会を変えることに疑問を抱き、仕事の傍ら活動を始める。
・大手のMFI(Microfinance Institution )に寡占されていることは悪いことなのか?
⇒本当に素晴らしい理念をもったMFIが独占するならば良い。ただ人間は完全ではない。さらに、経済学の観点から言えば、寡占は全体の効率を下げる可能性が高い。そして顧客にとって不利な融資条件となりうる場合に、それを停める抑止力が弱まり、イノベーションを妨げることにもつながるだろう。
・これから作られるモデルをオープンソース化して誰でも利用できるようにするおつもりか?
⇒我々はそもそもパートタイム型のNPOであり、組織自体もオープンソースと似ている所がある。もちろん確立されたモデルはオープンソースにするつもりだ。
・ 現在は現地において、男性にも融資を行っているとお聞きした。グラミンは女性に融資するという方針だが、どうして貴団体は、男性にも融資をするのか?
⇒ 男性にだって、勤勉でまじめな人もいる。(笑)all or nothing ではない。事実にはグラデーションがある。
・具体的にどんなオペレーションをしているのか?
⇒ビジネス教育はしていない。本当にやらなければならないことは当の本人は良く分かっている。ただ金利教育を行っている。
・マイクロファイナンス業界に今後流れるお金はどうなるか?
⇒将来的に増えるだろう。やがては、普通の投資対象として認められるのではないかと考える。
・マイクロファイナンスが社会的にどれくらいインパクトを与えているのか?
⇒ 社会的インパクトの測定は難しい。融資後もモニターすることにコストもかかり、そもそも借りた人と借りてない人を比較することもできない。借りた人はすでにバイアスがかかっているからだ。
・マイクロファイナンスはサラ金になりうるのか?
⇒なりうると思う。経済が一定の成長段階に達すると、マイクロファイナンスといったものが出てくる。かつての日本の頼母子や無尽がその例だ。そもそも金融サービスは中立的なもので、全てが良い意志に導かれるとは限らない。だからこそ、正しい方向へ導くような仕組みをつくるということが大事なのだと考える。
