Posts Tagged ‘プロダクト’

15th 4月
2010
written by kuki

本日は昨日記事で紹介したIDE(International Development Enterprises)の創設者であるPaul Polak氏と彼が著した本「Out of Poverty」について書きたいと思います。

どのような経緯で既存の農作業製品を小規模農業者の立場に立って開発するに至ったのか?
IDE創設前の出来事まで、深く掘り下げてみようと思います!!

Polak氏はIDEを創設し、小規模農業者に焦点をあてた農作業用製品をデザインすることで、
彼ら自身の力で収入をあげていくことができるような仕組みを創りだしました。
IDEの活動は、過去20年以上かけて以下のような世界各国に広がり、多くの農民の収入向上という結果をもたらしてきました。
バングラディッシュ、インド、カンボジア、ミャンマー、ネパール、ベトナム、ザンビア、ジンバブエ・・・
(続きを読む…)





関連する記事

14th 4月
2010
written by kuki

本日から2日間に渡り、5月15日のカンファレンス関連情報、
国際開発エンタープライゼズ(以下、IDE:International Developmet Enterprise )、
そして、その設立者であるPaul Polak氏についてご紹介していきます。

※先週、当ブログにて紹介されたIDE(Industrial Design Engneering)、
 頭文字は同じですが、違う団体です。ご注意ください!!

<カンファレンス>
Understanding “Emarging Market”
現場の生態系を考え、未来をつくる企業戦略-小規模農業者の収入を10億ドル向上させてきたIDE-
日時:
5月15日(土) 14:30 -16:45
スピーカー:Paul Polak 氏(国際開発エンタープライゼズ(IDE)創設者)
(続きを読む…)





関連する記事

17th 3月
2010
written by kuki

プラスチックバックを溶かし、シート状にしたもので製品を作り出すという技術で途上国の人々の生活を豊かにするような製品が次々と開発されている。

その例として、アルゼンチンNPO団体Waste for Lifeと米国のデザイン学校の学生の協力で、プラスチックバックをリサイクル技術により、お洒落な長靴に作り変えることに成功した。

また、インドの団体conserveでも、プラスチックバックをシート状にしたものからお洒落なバックを作るという事業を行っている。

この2つの例に共通していることは、どちらの国にもプラスチックなどの利用可能なゴミを集めることで生活の費用にあてている人が存在している。
その為、プラスチックバックリサイクルからお洒落な製品に作り変えるなど、本格的に事業化されることが、そのまま雇用増加に繋がっていることである。

また、様々な色のプラスチックバックをリサイクルすることで、独特の色が出せたり、そこにデザインを加えることで、途上国で使うのみならず、先進国に輸出可能な製品まで生まれ始めていることである。

つまり、プラスチックを集めることで生活費が稼げるような途上国だからこそ、このようにリサイクル資源を積極的に集めていくことができ、このビジネスモデルが急成長を遂げる事ができたのではないだろうか?

実はプラスチックをリサイクルする技術に関しては、日本でもかなり進んでいて、製品の種類も多くのバリエーションが見られる。
下記に、日本企業の開発したプラスチックリサイクル技術により作り変えられる製品の一部を紹介する。

<衣料関連>
・白衣「エコールクラブ」(住商モンブラン株式会社)
・ポロシャツ「エコペット」(株式会社チクマ)
・ワイシャツ「BLUE LIVER」「GENTS」(フレックスジャパン株式会社)
・エプロン「リサイクルエプロン」(徳産業株式会社)
・手袋「ベルリサイクル」(カネボウ化成)

<布小物・バック>
・トートバック「AGオリジナル」(楽プリ株式会社)

<玩具>
・ぬいぐるみ「エコールクラブ」(三菱商事株式会社)

<台所用品・清掃用品>
・水切りゴミ袋「エコロジーマインド」(ネクスタ株式会社)
・バケツ「リペックスバケツ」(株式会社リペックス)

<家庭用品・園芸用品>
・塗物食器「塗物、エコ漆器、インテリア」(有言会社 素地のナカジマ)
・スリッパ「再生PET素材スリッパ」(オカ株式会社)
・限容器「マルチプレス」(ぺんてる株式会社)

<寝具・インテリア>
・カーペット「サンカレント・サンエコール・サントルテ」(株式会社サンゲツ)
・椅子「生徒用イス」(コクヨ株式会社)

<文房具・事務用品>
・名刺「エコ名刺」(株式会社東京プロダクツ)
・書類ホルダー「クリアファイル」(協和印刷株式会社)
・ハサミ「事務用はさみかんたんシリーズ」(長谷川刃物株式会社)
・ボックス類「LIONボックスファイル・ブックスタンド」(株式会社ライオン事務器)

<その他>
・ネット「エコ・カラスネット」(東洋紡積株式会社)
・あき容器回収ボックス「トラッシュペール」(株式会社リッチェル)
・土木・建築資材「コンクリート養生マット養生くん」(東亜紡積株式会社)

このように、日本ではプラスチックから、幅広い製品を作り出す技術が多く存在している。
この技術を途上国で応用していくことで、雇用増加と途上国ならではのアイディアが加わり、また新たなモノと生み出せる可能性を秘めている。





関連する記事

12th 3月
2010
written by kuki

BOPビジネスへの着手が難しい理由として、現地のインフラが
整っていないことは重要なファクターのうちの一つだと考えられる。

電気も、その中の一つで、電気さえ通っていれば参入できる事業や製品も数多く存在するだろう。
しかし、その為にインフラが整うことを待っていたら、いつになるかもわからない。
そのような理由から、ソーラー製品を始めとする、様々な発電装置がBOPプロダクトとしても考えられてきた。

今回紹介するのは、Bourne Energy社が開発した水力発電装置、BackPack Power Plantである。
この製品の特徴は、その名の通りバックパックのように背負って、持ち運ぶことが可能なことだ。

BackPack Power Plantは重量約13kgで、軽いとは言えないが十分持ち運び可能な重さだ。
軽量な発電装置ならば、ソーラー技術を使ったものの方が、より軽いモノができあがるのだが、
重量対電力量を比較してみると、その差は明らかである。
仮に、BackPack Power Plantと同等の電力をソーラーパネルで補うとすると、
約5.5平方メートルのパネルが必要だそうで、持ち運ぶことは不可能だ。

BackPack Power Plantでの発電に必要な条件は、深さ120センチ以上の流れである。
使われる場所は限られてしまうが、ソーラー電気と違って、夜間や悪天候でも発電が可能である。

このBackPack Power Plantの値段は、3000ドル。
貧困層向けとしては、まだまだ高価格である。
しかし、BOPビジネスを始めようとしている企業や団体からすれば、
この製品により、BOPビジネスの可能性がまた広がったのではないだろうか。





関連する記事

17th 2月
2010
written by kuki

英日用品大手のユニリーバが、インドで洗剤やシャンプーを一回分使用量を
小袋に分け販売したところ、本来日常的に洗剤やシャンプーを使うことのできなかった
低所得層の獲得に成功し、収益を上げると共に、現地人の生活水準向上と
雇用拡大というBOP市場開拓を成功させたことは有名な話です。

しかし、その他日用品企業が小売で成功した話はあまり聞くことがないので、
今回はいくつか日用品小売販売の成功事例をご紹介します!

<GSKコンシューマー・ヘルスケア>
GSKの子会社で北部ハリヤナ州グルガオンを拠点とするGSKコンシューマー・ヘルスケアは
インド南部で粉末麦芽飲料「ホーリックス」の新商品「ホーリックス・アシャ」を試験展開しました。
500mg入りで85ルピーと、従来製品より価格を4割低く設定し、
既に売上高の30~35%を農村部が占めているそうです。

<ネスレ・インディア>
ネスレの現地法人ネスレ・インディアは即席めんの「マギーヌードル」、
調味料の「マギーシーズニング」の少量パッケージを、インド西部で販売を開始しました。
価格はそれぞれ4ルピー(約8円)、2ルピー(約4円)。
マギーヌードルはチキン味とマサラ味があるそうです。
ネスレ・インディアでは栄養不良の問題を深刻に考えており、
今後栄養教育プログラムの実施を考えているそうです。

<コカ・コーラ>
コカ・コーラはインド東部州で、粉末タイプのサプリメント飲料「ビティンゴ」を
1袋2.5ルピー(約5円)で販売しています。





関連する記事

15th 2月
2010
written by yamamoto

先日、「枯れた技術の水平思考」を紹介しましたが、先日のエッセンスをまとめると以下の3つと考えられます。

1.先端技術ではなく、使い古された「枯れた技術」を活用し、価格を落とす
2.枯れた技術に水平思考によるアイディア・新たな発想を加えて、商品を企画する
3.ユーザーのニーズを飛び越え過ぎず、機能をそぎ落とす必要がある
4.技術者に本当のニーズを伝える感覚に優れたインターフェースが必要である

ここから少しづつ、BOPビジネスの製品開発について、考えます。

「スモール・イズ・ビューティフル」の著者エルンスト・フリードリヒ・シューマッハ
が著作の中で「中間技術」との記載した、今では「適正技術」と呼ばれている
用語がある。
「適正技術」
その技術の受容者であるコミュニティの環境、文化や習慣、社会経済的背景
などに配慮した技術

「世界を変えるデザイン」にも、適正技術(アプロプリエートテクノロジー)に
ついて解説があるので、引用させていただく。

シンプルで低価格、生産・販売がしやすく、差し迫ったニーズを満たす
技術


そこで、これを上記の「枯れた技術の水平思考」のエッセンスと対比してみる。

1.先端技術ではなく、使い古された「枯れた技術」を活用し、価格を落とす
→低価格、生産・販売がしやすく
2.枯れた技術に水平思考によるアイディア・新たな発想を加えて、商品を企画する
→差し迫ったニーズを満たす技術
3.ユーザーのニーズを飛び越え過ぎず、機能をそぎ落とす必要がある
→シンプルで
4.技術者に本当のニーズを伝える感覚に優れたインターフェースが必要である
→特になし

多少、無理はあるが参考にはなるのでは、ないだろうか?

また、BOPビジネスのプロダクト開発に必要となってくる要件として
以下の3つが考えられる。
1.手頃な値段
2.小型化
3.拡張性(サステナブル性、横展開)

また、その際のガイドラインをIDEのポール・ボラック氏を参考にしてまとめる(世界を変えるデザインより引用)
・道具に厳しい減量を課す
・余剰性は余計なものと考える
・歴史をさかのぼるデザインで前進する
・最新素材で古いユニットをアップデートする
・継続的に拡張できるものにする

安易すぎるかもしれないが非常に「枯れた技術の水平思考」と考え方が似ている。

ここで、「枯れた技術の水平思考」の4番目のエッセンスに掲げた
「感覚に優れたインターフェース」であるが、「デザイナー」という役割
に当たると、そのような仮説も成り立つのではないだろうか。





関連する記事

1st 2月
2010
written by kuki

音により発電する仕組みを作り出した株式会社音力発電のことはご存知でしょうか?

この技術を利用して、ダンスフロアの振動だけで電気をまかなっている
Club Watt」など、エコ系のニュースでも話題となり、割と有名な話です。

その発明先である株式会社音力発電と株式会社NECが共同開発したのが、電池なしで操作できるリモコン
仕組みとしてはボタンを押す時の振動で発電をして、無線をとばすとのことです。

振動でクラブの電気をまかなえるのであれば、リモコン程度の電力をおこすことは簡単に思えますが、
実はこのリモコンを試作として発表するために、3年という月日をかけて研究したそうです。

そして、今後商品化するまでの課題は、商品の薄型化と
ボタンを押してからチャンネルが変わるまでのタイムラグをなくすことだそうです。
このような発明は、その他様々な場所で応用が可能だと思いますが、
新たな場所で使用段階にこぎつけるには相当な時間と労力がかかっているのですね。





関連する記事

19th 1月
2010
written by kuki

現在、アフリカでは改善されてきたとは言っても、字の読めない人々もまだたくさんいます。
子供はもちろんのこと、字を読むための教育が受けられなかった人々が、
命に関わる病気の予防等、大切な情報を得られるように!
そんな想いで作られたのが絵と音声で生活に必要な知識を得ることができるSpeaking Booksです!

speaking-books
 

この本の普及により、多くの人が今まで知るすべがなかった
結核、エイズ、マラリア、自殺、政府からの補助システム等について、
スムーズに基礎知識を得ることができるようになりました!

もちろん、みんなが教育を受けられるようになることがベストです。
しかし、それを解決するにはしばらく時間がかかるでしょう。
ですから、このSpeaking Booksのように、すぐに効果が得られるようなモノと
長期的な視点で成果が出せるモノのうまい使い分けが大事なんだと思います!





関連する記事

16th 1月
2010
written by kurimoto

seeed_bomb_trio みなさん【ゲリラガーデニング】という言葉をご存知ですか?

活動の中心はイギリス。

緑が少ない公共エリアやスラム街などで勝手にガーデニングをして

緑を増やそうというグリーンなゲリラ活動のことです。

 このゲリラ活動で強力な武器となるのがこれ

種爆弾、SEEDBOMです。

 

見た目どうみても爆弾なのですが、花の絵が可愛かったり、

地域に根付いた資源・リサイクル・オーガニックな素材を使用していたりと、

ちぐはぐな感じが魅力的です。

 

seed_bomb_tossed 
(↑)こうやって本当に投げて使います。

 seedbomb1
 

 

seedbomb2
 

 

 

 

(↑)こんな形の種爆弾も発見!

 
現在このSEEDBOMを使うことができるのはイギリスのみですが、
もし自分の国で使える日がきたら、「爆弾」へのイメージも少しだけ変わるかもしれませんね。

一人の手から放たれた種爆弾から、緑が広がっていく姿を想像すると
ゴールの見えづらい環境問題への見方もポジティブになものになる気がしませんか?

 

想像力と創造力をフルに使って、わくわくするような社会をつくっていきたいですね。
seed_bomp_plant  





関連する記事

9th 1月
2010
written by admin

昨日、Project H Designから、メールが届いておりました。

とうとう、Roadmoiveがはじまったというお知らせでした。
Design Revolution“はいつも多くのインスピレーションを与えてくれる一冊です。

また、”The Design Revolution Road Show“と題して、1台のトレーラーに40のプロダクトをのせて、6300マイルを爆走しながら、25の学校に、めぐるツアーを2~4月にかけて行うようです。非常に楽しみな活動で、注目しています。





関連する記事

Previous